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「ゼロ…ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!!」 2009年に初登場し、以降のウルトラシリーズで活躍しているウルトラ戦士。 ウルトラセブンの息子にしてウルトラマンレオの弟子である。 様々な作品で客演や主役としての活躍を繰り広げており、 面識のあるウルトラ戦士や仲間の数も多い等交友関係がとても広く、人気も高い。 + プロフィール 身長:ミクロ~49m 体重:3万5000t(テクターギア・ゼロ装着時は4万5000t) 年齢:5900歳(地球人に換算すると高校1年生) 飛行速度:マッハ7 走行速度:マッハ2.7 水中速度:マッハ2 潜地速度:マッハ2 ジャンプ力:880m 握力:70000t 変身アイテム:ウルトラゼロアイ、ウルトラゼロアイNEO 人間態:モロボシ・シン(ライト)…演・宮野真守 ラン…演・小柳友 タイガ・ノゾム…演・DAIGO 伊賀栗レイト…演・小澤雄太 モロボシ・シン(ジョージ)…演・渡辺大輔 モロボシ・シン(役名不明)…演・川野直輝 他のウルトラ戦士に比べると人間の若者のような若さを感じさせる性格なのが特徴。 堅苦しい真面目さを好まず自由な性格で、熱血漢で怒りの感情をはっきり出すことが多い。 荒っぽい言動や直情的な面も見られるが、弱いものを守る優しさもしっかり持ち合わせている。 ただし登場作品ごとに性格の意外な一面が判明し精神的に未熟な所が成長していったため、 時期や作品によって印象の変わるウルトラ戦士になっている。 声は声優の 宮野真守 氏が担当しており、融合した人間に変身を拒否されて狼狽える等、氏のアドリブも相まってギャグも得意。 また2011年に行われた舞台『ウルトラマンプレミア2011』ではゼロに変身する主人公、モロボシ・シン(ライト)を演じた。 口調は少々荒っぽく、先輩や師匠らに対しても呼び捨てでタメ口をきくが 最近は尊称を付ける、ウルトラの母には敬語を使う等、それなりに礼儀も身に付けてきてはいる。 年齢故かテンションが上がると微妙に厨二病っぽいというか勢い任せな言い回しが出ることがあり、 「二万年早いぜ!」「ブラックホールが吹き荒れるぜ!」など、決まってるんだか滑ってるんだか分からない語録が結構ある。 戦闘能力や戦闘以外の能力も描写、設定ともに非常に強力で、かなりの万能戦士。 一通り揃った光線技、ウルトラマンレオから教わった宇宙拳法による格闘戦、 戦いの中で手に入れた多彩な武器による攻撃、タイプチェンジなど隙が無い。 しかし初登場作品以外は苦戦や敗北も多い。 そこから心の強さや仲間達の助けで必ず逆転するからこそ、ゼロは強いというイメージが根付いているのである。 後述する戦いの中で手に入れた「ウルティメイトイージス」というアイテムを使えば、 並行宇宙の移動や別の宇宙での活動時間無制限の活動も可能であり、世界観が繋がっていない多くの宇宙を渡り歩いている。 この能力と設定もあって、昭和ウルトラと同じ宇宙の出身でありながら、別の並行宇宙に存在するウルトラ戦士達とも共演している。 + 本編での活躍(2012年まで) 当時、新作TVシリーズを作る体力がない中、映画やOV作品、 番組のナビゲーター、その中での短編ドラマなどで長期に渡って断続的に登場し、そのキャラクターを印象付けていった。 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年) 本作で初登場したゼロは、若く将来有望なウルトラ戦士だったが、 力を求めるあまり、ウルトラの星のエネルギー源であるプラズマスパークコアの力を得ようとして、 ウルトラセブンに取り押さえられ、彼から「お前にはウルトラ戦士になる資格はない」と一喝されてしまう。 星の掟を破った罰としてゼロはウルトラの星から追放、辺境の惑星K76に幽閉され、 ウルトラマンレオの下で精神と体を鍛えるための修行を行うことになった。 なお、この時点ではゼロは自身の出生を明かされておらず、セブンが実の父だとは知らなかった。 こうしてレオの元で反抗しながら修行を積んでいたゼロだったが、 ある日、戦いの余波で崩れた岩に潰されそうになったピグモンを必死に救出した。 この姿を見たレオは、ゼロがウルトラ戦士にとって一番大切なものである「優しさ」を得たことを確信する。 しかし、それと時を同じくして危機に陥ったセブンからのアイスラッガーが飛んで来る。 この時、セブン達は悪のウルトラマン「ウルトラマンベリアル」の襲撃を受けており、 ベリアルの攻撃でウルトラ戦士の大半が敗北し、プラズマスパークコアを奪われてウルトラの星が凍り付くという、 絶体絶命の状況に追い込まれていた。 セブンが実の親だと明かされたゼロは決戦の地である怪獣墓場へと急行。 力尽きたセブンを看取ると、ウルトラマン達を追い詰めていたベリアルに戦いを挑んだ。 ゼロは圧倒的な強さでベリアル配下の怪獣軍団を薙ぎ倒し、ベリアルに勝利したが、 ベリアルは怪獣達の魂と融合して巨大な怪獣ベリュドラに変身、ゼロを苦戦させる。 しかしレイの機転と、ベリアルが奪っていたプラズマスパークコアがゼロを認めて新たな力を与えたことで形勢逆転、 ゼロとウルトラマン達の合体攻撃によりベリュドラは粉砕され、ウルトラの星は無事復興した。 死んだかに思われたセブンも復活を果たし、彼から「さすが俺の息子だ」と称えられたゼロは父親と熱い抱擁を交わした。 しかし、ベリアルはゼロに強い怨みを抱きつつ生き延びており、ここから二人の長きに渡る因縁と戦いが始まるのであった。 OV作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』(2010年) 本作のゼロは宇宙を滅ぼしかねないサロメ星人の計画を阻止するために戦う。 詳しいストーリーはニセウルトラセブンのページを参照。 本作の敵のダークロプスゼロはベリアルがゼロ自身の姿を模して造らせたロボットである。 また、本作のゼロは師匠レオとのタッグ戦を見せており、レオとの合体技レオゼロダブルフラッシャーも披露した。 映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010年) 並行宇宙で大帝国を築いて悪行の限りを尽くし、全宇宙征服を企むベリアルを倒すために、 本作のゼロは並行宇宙へと移動しベリアル銀河帝国と戦う。 また、弟を庇って重傷を負った惑星アヌーの青年ラン(演:小柳友)に憑依し、初の人間体を披露した。 打倒ベリアルのために並行宇宙の伝説の装備『バラージの盾』を探すゼロは、 その過程でベリアルに反抗していた正義の戦士達、ジャンボット(ジャンバード)、グレンファイヤー、ミラーナイトと出会い、 互いに力を認め合う仲間になる。 その後ベリアルに囚われてしまうゼロだが、仲間達に助けられ脱出、ベリアルとの直接対決に挑む。 しかし巨大怪獣アークベリアルと化したベリアルにゼロは大ピンチに追い込まれる。 その時、探し出したバラージの盾に並行宇宙の人々の光が結集し、 ウルトラマンノアの力を宿した伝説の鎧「ウルティメイトイージス」が誕生する。 ゼロはミラーナイトら仲間達の的確な援護とウルティメイトイージスの力でアークベリアルを粉砕、 ベリアルの肉体を完全に消滅させて並行宇宙に平和を取り戻した。 その後並行宇宙から飛び去ろうとするゼロだったが、 ジャンボット、グレンファイヤー、ミラーナイトが平和を守る仲間としてついて来た。 ゼロは仲間達と新たな宇宙警備隊「ウルティメイトフォースゼロ」(以下UFZ)を結成、 ウルトラの星に戻らずに別の宇宙の平和のために戦うことを決めた。 (ウルティメイトフォースゼロの仲間達についてはグレンファイヤーの項目参照) 本作はベリアルとの決着がひとまず付く以外にも、後のゼロの活躍に繋がる要素が多数出てきた作品である。 共に戦う仲間とUFZの結成、エネルギー切れを気にせずに戦える上、並行宇宙を自由に渡り歩くことを可能にするウルティメイトイージスの入手等は、 後のゼロの活躍を語る上でかかせない要素になった。 TV作品『ウルトラマン列伝』(2011~2013年) 2000年代後半は毎週放送されるウルトラシリーズの番組があまり無い時期だったが、 過去のウルトラシリーズの映像の再編集を中心とした番組として2011年に『ウルトラマン列伝』がスタートする。 本作では過去作の一部話数を抜粋して放送する上、子供が詳しく知らない過去作品のウルトラマンも登場するために、 こういった内容を子供にも分かりやすく解説する解説パートが存在していた。 この解説パートのナビゲーターを務めたのが、当時の最新ウルトラ戦士であるウルトラマンゼロだった。 あくまで解説としての登場だったが、これまで通りの砕けた言葉遣いや荒っぽい強気さもある中で、 親しみやすい語り口や時折とぼけた面も見せるなど、これまでとは違った一面も見せており、 彼のキャラクターの幅の広がりにおいて重要な意味を持っていた。 それまでのゼロは戦闘能力は強いものの少し我が強く自分を押し通す所があり、 荒っぽい口調なこともあって親しみにくい印象を感じる人もいたため、本作で見られた一面はより一層人気を広げた。 また、過去のウルトラマンの活躍を盛り上げる解説が多かったため、 これまではあまり見られなかった先輩ウルトラ戦士への敬意も感じられるようになった。 また、番組内で後述の帯番組『ウルトラゼロファイト』を行うようにもなる。 続く『新ウルトラマン列伝』でもメインMCを務める回があり、約6年にかけてこれらの番組で活躍した。 海外向けに総集編を除くゼロの主演回を集めTVシリーズとしたものが製作されており、日本でも放送された。 また、新規撮影部分では他のウルトラ戦士と特訓する場面や、 UFZのメンバー達と愉快な掛け合いを行ったりと映像ソフト化されないのが惜しい程の魅力的な活躍が描かれた。 特にウルトラマン列伝最終回では、ゼロファイト第2部のその後が描かれ、 ゼロがより精神的に成長する非常に重要な回であった。 OV作品『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』(2011年) 本作のゼロはUFZと共に、有機生命体を滅ぼそうとするロボット軍団の主ビートスターと戦う。 本作ではビートスターがジャンボットを捕えて分析して製作したロボット「ジャンキラー」が登場。 当初はゼロ達と敵対するが、彼らの説得で正義の心に目覚め、「ジャンナイン」を名乗りUFZの一員となった。 映画『ウルトラマンサーガ』(2012年) 本作のゼロはハイパーゼットンを操るバット星人と戦う。 敵の企みやストーリーについてはバット星人、ウルトラマンダイナのページを参照。 本作の舞台はウルトラマンが存在しない次元の地球「フューチャーアース」であり、 ここに他の宇宙から訪れたウルトラ戦士達がバット星人と戦う。 本作のゼロは、子供を守るために重傷を負った青年タイガ(演:DAIGO)の命を救うべく彼に憑依するが、 タイガは何故かウルトラマンへの変身を拒んだため、全力を発揮できず10m程の小さな姿で戦う場面も見られた。 タイガは、ウルトラマンダイナことアスカ・シンが活躍した宇宙「ネオフロンティアスペース」出身で、 バット星人の円盤と遭遇し、ワープに巻き込まれて「フューチャーアース」にやって来たのだ。 そしてタイガがウルトラマンの力を拒む理由は、かつて両親が怪獣災害に遭った際にダイナの助けが間に合わなかったため。 ダイナに恨みはないが、ウルトラマンの力にも頼りたくないという葛藤を抱えていたためだった。 しかし、ある出来事を機にトラウマを振り切ったタイガはゼロへと変身、ダイナ、コスモスと共にハイパーゼットンに挑み、 この3人が合体した「ウルトラマンサーガ」に変身して敵を撃破した。 ちなみに、ラスト付近ではゼロがDAIGO氏に因んだ仕草を披露する。 ウルトラゼロファイト1部、2部(2012年) 前述の戦いでダイナ、コスモスと合体したため、 分離後のゼロは彼らの力を受け継いだ新たな姿『ストロングコロナゼロ』、『ルナミラクルゼロ』への変身能力を獲得。 第1部はこの2つの姿を巡る物語となった。 本作のゼロはバット星人グラシエと対決。ストーリーの詳細はバット星人のページを参照。 本作で出会ったピグモンはゼロにとって守るべきものとして重要な意味を持つことになる。 ウルトラゼロファイト2部では謎の敵集団ダークネスファイブと対決。 UFZと共に戦いに挑んだゼロだったが、敵のボスの正体は何と… + あのお方 ゼロに敗れ、肉体が消滅したベリアルだった。 怪獣墓場に送られた魂が、暗黒の鎧アーマードダークネスに憑依し復活に成功したのだ。 肉体を失ったベリアルは新たな体としてゼロの体を狙っており、一瞬の隙を突いてゼロに憑依、 ゼロの意識を抑え込んでベリアルの魂が支配する黒い体の「ゼロダークネス」に変えてしまう。 ゼロダークネスはゼロの仲間であるUFZを攻撃、説得しようとする仲間達の言葉も届かず、彼らを全滅させる。 仲間に続いてゼロを必死に止めようとする怪獣墓場のピグモンまで殺そうとするゼロダークネスだったが、 死んだ仲間達の激励の言葉を受けたゼロの意識の必死の抵抗がゼロダークネスの動きを止める。 そしてついにゼロの意識は究極最終形態シャイニングウルトラマンゼロとして復活、 ベリアルの魂を体から追い出し、時間をも巻き戻して死んだ仲間達を復活させた。 しかし、ハッピーエンドの裏でベリアルまでも肉体を取り戻し復活、新たな戦いを予感させるラストで物語は終わった。 + 客演作品におけるゼロの活躍(2013年以降) 映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(2015年) 平成ウルトラ戦士達を封印してきた超時空魔神エタルガーを追って、ヒカル(ギンガ)とショウ(ビクトリー)のいる地球へやってきた。 エタルガーに敗れた2人が究極の力を得られるよう、特訓を付けてやるのだが、その内容はと言えば、 「手錠で繋がれた状態で崖を登らせ、さらに大岩を降らせる」という親父がかつてレオにしたのを彷彿とさせるスパルタ方式であった。 そこは師匠をリスペクトしろよ その後はエタルダミーのベリアルと対決。形態変化しつつ必殺技ラッシュという、オーバーキルもいいとこなやり方でこれを倒した。 TV作品『ウルトラマンX』(2015年)及び派生作品 第5話「イージス光る時」に登場。短編を除くとこれがゼロのTV作品への初登場である。 ナックル星人バンデロを追っており、彼がブラックキングと二体がかりでエックスを圧倒していた所へ乱入。 ブラックキングと拮抗した勝負を繰り広げている内に星人に逃げられ、これを追って惑星ギレルモへと向かった。 やがてウルティメイトイージスを模した「ウルトラマンゼロアーマー」を装着したエックスも駆け付け、 (この時、アーマーを目にしたゼロは「それオレの…」と呆気に取られている) ゼロはブラックキングをエックスに任せてバンデロと対決し、勝利する。 この回で事件に巻き込まれたXioラボチームの高田ルイ(ルイルイ)から惚れられ、「ゼロ様」呼ばわりされることに。因みにエックスは袖にされた。 劇場版では、敵怪獣ザイゴーグが生み出したツルギデマーガが世界各地に現れた時 かつてエックスと共闘したウルトラ戦士達と共に駆け付けた。去り際にはルイルイと再会を果たし、爽やかな仕草で応えた。 TV作品『ウルトラマンオーブ』(2016年)及び派生作品 TV本編では本人は登場しないが、彼の力が火ノ魔王獣マガパンドンを封印していた。 ウルトラマンジャックとゼロの力を借り変身したオーブのフュージョンアップ形態・ハリケーンスラッシュが登場する。 両者共ブレスレット使いで、ウルトラハリケーンを使っている等の共通項があり、 『新ウルトラマン列伝』終盤ではジャックとの武器を使った特訓を行った。 劇場版と『ウルトラファイトオーブ』では本人も登場。 後者ではセブンと共にオーブを10年間鍛え続けるというかつてないスパルタっぷりを発揮した。 TV作品『ウルトラマンジード』(2017年) サブトラマンポジションとしてレギュラー出演。 復活したベリアルが起こしたクライシス・インパクト事変において、以前より遙かに強大な戦闘力を得たベリアルに敗北。 この戦いで主力武器であるウルティメイトイージスを破損し、更にゼロ自身も重傷を負い地球上の活動時間も2分になるなど、 奇しくも『レオ』時の父と同様に著しく行動に制約を受けている。 そんな体調にも拘らずベリアルの痕跡を追ってサイドスペースの地球に降り立つが、 同時に、ベリアルの面影を持つ「ウルトラマンジード」を発見して動揺する。 ついでに、彼が光の国から盗まれた「ウルトラカプセル」を所持していたことで益々混乱することになる。 暫くジードを静観していたが、彼の行動に敵ではないという確信を得たため自ら接触。 自分の不調もあり、ひとまずジードをサポートする方針を取っている。 本作では、子供を助けようとして瀕死の重傷を負った地球人・伊賀栗レイトを助けるため彼と一体化。 人格は一応レイトとゼロ両者共残っているが、ゼロの人格が表に出た際は演技が変化し、声も宮野氏のものになるというイマジン的な演出が取られている。 気弱なレイトと、威勢のいいゼロでは性格が正反対ではあるのもの、意外に馬が合っており、終始良好な関係を築いていた。 レイト役の小澤雄太氏がアクションを売りにする劇団EXILE所属なだけあり、 ゼロが表に出た状態での格闘シーンはキレッキレの見応え抜群なアクションを演じており、 同時期に放送していた『仮面ライダーエグゼイド』でも格好いい廻し蹴りを披露した九条貴利矢(仮面ライダーレーザー)役の小野塚勇人氏と共に、 特撮ファンに劇団EXILEのアクションを強く印象付けている。 最終回で分離するが、劇場版ではシャイニングゼロの力を使って消耗したため再び一時的に一体化している。その後、また分離した。 TV作品『ウルトラマンタイガ』(2019年) ベリアル因子の回収処分の任務に就いており、 その過程でウルトラマントレギアとニセウルトラマンベリアルに苦戦するウルトラマンタイガのもとに駆け付けて共闘し、 タイガにプラズマゼロレットを授けた。 TV作品『ウルトラマンZ』(2020年) 本作主役のゼットから師と仰がれているウルトラマンとして登場。 ただしゼロは「自分はまだ誰かの師になれるほどでは無い」と弟子入りを認めておらず、 実際にはゼットが勝手に弟子を名乗っているだけである(地球人における学校の先輩後輩関係に近い)。 配信作品『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(2020~21年) Chapter1では語り部として登場。今作の騒動の始まりとなる事件について紹介する。 続くChapter2では疲弊したゾフィー~タロウのウルトラ六兄弟を襲撃したアーリーベリアル・トレギアに対して攻撃を仕掛けつつ登場。 彼らがアブソリュートタルタロスと撤退した後、脅威を察知した光の国でウルトラの父から精鋭部隊の結成任務を受けることになる。 Chapter3序盤では精鋭部隊「ウルトラリーグ」結成のために東奔西走しているシーンが描かれる。 その後、ゼットン軍団のウルトラマン80とユリアン襲撃の際に光の国から駆け付けたメビウス・タイガ・ゼットから少し遅れるタイミングにて、 「ウルトラリーグ」のメンバーと共に救援に駆け付ける。 ユリアンを誘拐しようとするタルタロスに対して新形態「ウルティメイトシャイニングゼロ」で交戦するも、 エネルギー消耗の激しさを突かれた結果、ユリアンを連れ去られてしまい結果的に敗北することに。 更に間の悪いことにゲネガーグが光の国を襲撃するという報が入り、グリージョにエネルギーを回復してもらった後、 独断で追跡しに行ったゼットを追いかけることに。 配信作品『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』(2022年) プロローグでは『Z』第7話の後に光の国に戻ってきた場面が描かれる。 光の国では「ウルトラリーグ」に招聘したウルトラマンジョーニアスがタルタロスと対等に渡り合えたことから、 彼に高出力のエネルギーを維持しつつ長時間戦えるような指導を依頼。 そういや親父は過労死寸前まで行って師匠は地球での活動可能時間がとりわけ短かった 特訓の末に、相変わらず負担は大きいもののウルティメイトシャイニングゼロの長時間維持が可能になった他、 偶発的に新形態「ワイルドバースト」を覚醒させた。 この他、アニメ『うーさーのその日暮らし』において所謂中の人ネタ(主役のうーさーの声が宮野氏)で登場。 UFZの面々共々アニメ調で描かれている。 また、ゲーム『巨影都市』にもウルトラシリーズ枠で登場。 ベリアルに苦戦するウルトラマンとウルトラマンタロウの元へ駆け付けて共闘。光線一斉発射を決めた。 『コンパチヒーローシリーズ』のRPG『ロストヒーローズ』シリーズでは全作でプレイアブル化。 中の人繋がりでダブルオークアンタとの合体技も用意されている。 + ウルトラマンゼロの技について 基本となる技はセブンと似た技が多く、彼の血筋だとよく分かる。 他にもレオから教わった宇宙拳法や技もあり、特に構えにはレオの影響が強い。 更に出演する度に新技や新装備を獲得していったため、技の種類は豊富。 そのため出演作品の一部でしか活用されなかった技、特定作品でのみ印象に残る技等もあるため、 視聴経験によって技の印象が全く違うことも多いだろう。 そんなゼロの技のうち、MUGENキャラに搭載されている技をここでは説明する。 ゼロスラッガー 親であるセブンの武器アイスラッガーとよく似た使い方の武器であり、ゼロの代表的な技の一つ。 頭に2つ装着された刃を念動力で操ってブーメランのように飛ばし敵を切り裂く。 もちろん、手に持ってナイフのように敵を切り裂く使い方もできる。 これを用いて、親父がガッツ星人に放ったウルトラノック戦法に似た「ウルトラキック戦法」を使ったことも。 また、プラズマスパークの力を受けた際には2つのスラッガーが合わさり三日月状の刃・ゼロツインソードに変化した。 その後は自由にゼロツインソードに変化可能になり、ゾフィーとの合体技なども披露している。 ウルトラゼロキック 足を燃え上がらせながら飛び蹴りを放つ技。 レオキックとよく似た体勢でのキックで、師匠のレオから教わった技だと思われる。 初登場以降の殆どの登場時に使用されたゼロを代表する技である。 出現と同時に敵にこの技でダメージを与えるという使用法が多く、敵へのトドメをさす技ではないものの印象に残りやすい。 『X』客演時にはブラックキングの角を折るという活躍を見せた。 ビッグバンゼロ 炎を纏った手刀で攻撃する技。 ダークロプスゼロ戦で使用した際には相手が防御に使った武器を破壊した上でダメージを与えており、 そのまま相手との決着に繋がる流れを作った技としてとても印象的。 使用直前の「オレのビッグバンは…もう止められないぜ!!」という発言が技名の由来らしく、 『VSダークロプスゼロ』視聴者なら台詞も相まって記憶に残りやすいだろう。 ゼロドライバー 相手を掴んだまま空中に飛び上がり、相手を頭から地面に叩き付けるパイルドライバーのような技。 グレンファイヤーと戦った際に彼から受けた技「グレンドライバー」を元に編み出した技であり、『ベリアル銀河帝国』で2回使用した。 他作品での活用例はあまりないが、習得過程がはっきりしており印象的で、 劇中での2回の使用がどれも戦闘の決め手として決まっていたため、この映画の視聴者の記憶には残りやすい技である。 ビームゼロスパイク ニセウルトラセブン(SR)に対して使用した技。 さり気ない感じで1回しか使用していないので、知らない人も多いだろう。 エメリウムスラッシュ セブンのエメリウム光線のように額のビームランプから放つ光線技。牽制や雑魚敵の一掃によく使われる。 セブンとは違い、師匠のレオのように片腕を水平に広げる構えを取る。 ワイドゼロショット セブンのワイドショットのように腕をL字に組んで放つ光線技。 エメリウムスラッシュよりエネルギー消費が多い分高威力な技である。 敵のボスクラスへの使用は少ないが、決め技として多用しており、撃破した敵も多い。 ゼロツインシュート ゼロスラッガーをカラータイマーの両サイドに装着し、胸部から放つ範囲の広い必殺光線。 見た目は一言で言えばブレストファイヤー。 強いて言えば従来のウルトラ戦士の使う「カラータイマーからエネルギーを放つ技」が近いか。 かつてはゼロ単体の技で最強技の扱いだったが、後に光線の撃ち合いで敗れた他 新たな形態や装備を獲得していったため使用機会が減ったが、『X』客演時は久々にトドメ技として使われた。 プラズマスパークスラッシュ ゼロスラッガー2つを合体させたゼロツインソードを構えて突進し、すれ違い様に敵を切り裂く。 ベリュドラやダークロプスゼロ、ビートスターといった大ボスに止めを刺した初期の最強技。 ガルネイトバスター ミラクルゼロスラッガー ダイナとコスモスの力を受け継いだ姿であるストロングコロナゼロ及びルナミラクルゼロでの必殺技。 ガルネイトバスターは腕から高熱のエネルギー弾を発射するストロングコロナゼロの、 ミラクルゼロスラッガーは無数に分裂する光のゼロスラッガーを発射するルナミラクルゼロの技である。 上記2形態は他にも様々な技を持つが、後述するMUGENキャラに搭載されているのはこの2つで、『X』客演時にもこの2つを使用している。 ファイナルウルティメイトゼロ 『ベリアル銀河帝国』で初使用されたゼロの最強技。 本作で入手した伝説の鎧、ウルティメイトイージスを弓型に変形させ、相手目がけて撃ち出す技である。 凄まじい威力を誇る反面、エネルギーのチャージに時間がかかるのが欠点。 初使用時ではグレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボット達の的確な援護によって長時間のチャージに成功しており、 大ボスのアークベリアルごと敵の巨大宇宙要塞、周囲の敵宇宙艦隊を纏めて消し飛ばす威力を発揮した。 ただし以降の作品ではここまでの威力を発揮できず、トドメにもならなかったため、初使用時の印象が強い。 以降の作品ではチャージ時間が短いことから、チャージしたエネルギー量によって威力が変化するという考察もあるが、 特にそうした設定が公式で語られたことはない。 なお、「弓を発射する」という技の形式はウルトラマンネクサスの必殺技「アローレイ・シュトローム」に酷似しているが、 イージスを授けたウルトラマンノアとネクサスは同一の存在であるため、両者の関連性を示す意図的な演出と考える人もいる。 + 変身アイテム、名称、その他設定や余談など あまり人間と融合しないため使用は稀だが、融合時の変身アイテムは、眼鏡型の「ウルトラゼロアイ」。 セブンの「ウルトラアイ」に似た形状・用法だが、ブレスレットに収納可能で光線銃に変形可能と、使い勝手がよくなっている。 『ジード』ではベリアルとの戦いで負った傷の影響なのか光線銃への変形機能を喪失、 ブレスレットも破損しているため、普段はレイトのスーツの裏ポケットにしまわれている。 セブンの息子なのに名前が「ウルトラゼロ」ではない理由については、セブン以降のウルトラ戦士の命名に従ったためだと思われる。 因みに初期案では全身が赤く、名前も「ウルトラセブン21ウルトラセブンアックス」だった。 なお、『ウルトラ銀河伝説』を含む『大怪獣バトルシリーズ』自体がM78星雲シリーズの数千年単位の未来の出来事のため、 現在5900歳のゼロが『セブン』当時に産まれているかどうかは確定していない。 そして、ある意味一番彼の存在において投げかけられている疑問であろう「母親は誰?」についてだが、 公式には未だ不明。少なくともセブンのモロボシ・ダンとしての想い人であったアンヌ隊員ではないらしい。 まあ原作は涙の別れのはずだったし、時系列上の矛盾も生じる恐れがあるため、現状そこらへんはぼかしておく方針のようだ。 一部では、かつてレオと交戦した超能力星人・ウリンガはゼロのかつての姿ではないか?という説も囁かれている。 ただし公式で触れられたことはなく、あくまで「そういう解釈も出来なくはない」といった感じなので話半分に受け取っておくべきだろう。 また、公式ツイッターにおいて魔法少女への勧誘に注意するよう警告したことも。 「オレのビッグバンは…もう止められないぜ!!」 MUGENにおけるウルトラマンゼロ レイア・ビゼットやブラックキングの作者であるbakisimu氏により、手描きで製作されたゼロが2016年10月21日に氏のOneDriveで公開された。 muu氏のウルトラ戦士をベースにしており、スピリッツや回り込みなどのシステムが搭載されている。 2017年1月18日にかけての更新で通常投げ、「ウルトラゼロキック」、援護攻撃、「ゼロドライバー」、 「プラズマスパークスラッシュ」、「ファイナルウルティメイトゼロ」などの新技とイントロや勝利演出などが追加されていった。 2017年1月21日の更新で各種修正と共に12Pカラーの性能が完全に差別化された。 さらに2017年5月7日の更新で「ガルネイトバスター」、「ミラクルゼロスラッガー」が追加され、作者としては搭載予定の技が揃ったとのこと。 他のウルトラ戦士と比べると癖のある高性能キャラをコンセプトに製作したとのことだが、 実際は癖もそこまでは無く性能が高めのキャラとしてまとまった性能になったとのことである。 性能の傾向としては通常技のリーチが長く高威力な代わりに、発生が遅めで有利Fが短い傾向になっている。 下記の動画で公開中。 他にはbakisimu氏版の外部AI兼改変パッチが亜-人氏によって公開されている。 こちらは単体キャラとしても動作し、性能の傾向がほとんど別物というレベルで大きく変更されている。 各通常技のリーチの長さはそのままに、発生や全体の動作が速めに、使用後の隙が短くなっており、 相手にガードされても不利にならない技が多い。 AI戦での大きな違いとして、3つの通常技を特定の順番で繰り返すネビュラコンボをAIが多用することが挙げられる。 bakisimu氏製作版では相手がダウンしていた技がダウンしなくなったためコンボがループするようになり、 相手のAIがガードを解かないためガードした相手に3つの通常技をしばらく同じ順番で繰り返し続けるという光景にAI戦ではなりやすい。 かといって無敵や当身、発生の速い技で攻撃中の相手に差し込んで来るような相手に噛み合うようなAI戦での強さもないため、 watchモードだと一般的な格闘ゲーム的な強さの相手にあまり見せ場が無いまま勝つが、 凶キャラには太刀打ちできないという強さであり、AI戦で噛み合っていい勝負が見せられるようなキャラが少ない。 動画に使用する場合は、一般キャラや格闘ゲーム的な性能、有利フレームの調整に力の入ったキャラと戦わせたい時、 そういった性能のキャラが多く出場する大会なのであれば、そういった大会では本体性能が重視されやすく、 相手にも見せ場と勝ち目があってお互いにバランスのいい攻防が好まれるので、 bakisimu氏製作版を使用した方が相手キャラのファンに理不尽に思われにくく適切だろう。 ウォッチモードでの審査では、亜-人氏改変版でも審査に通るケースは多いかもしれないが、 3つの技の繰り返すだけのコンボで相手に見せ場を与えないような戦いは、動画視聴者の受けが悪いため動画使用前にはよく考えた方がよい。 モーションをじっくり楽しみたい場合も、bakisimu氏製作版の方がモーションがしっかり見えるのでお薦め。 また、公開当初の亜-人氏改変版ならば、プレイヤー操作で非常に強力な強さを発揮できたのだが、 更新後では3つの技を繰り返すコンボにコンボの繋げ方が絞られてしまったため、 自由なコンボで動画の見栄えを追及というのが難しく、人操作であっても動画には適さないと思われる。 亜-人氏改変版を使う場合は、動画視聴者の受けや対戦相手キャラのファンの心情を考えなくてよい個人使用で活用するのが有効だろう。 このようにキャラによって特徴と有効な使い方に大きな違いがあるので、上手に使い分けよう。 どちらもファイル名は同じで外見やsffには違いが無いため、動画で見分けにくいのが難点だったが、 更新によって亜-人氏改変版はディスプレイネームが「ultraman_zero_A」になったので、 ディスプレイネームとゲージ技の威力で区別しよう。 片方のバージョンを見て、もう一つのバージョンもAIが違う程度だと混同して考えないように十分に注意したい。 この他、2023年にはYN氏によるゼロも公開された。こちらもbakisimu氏のものの改変である。 + bakisimu氏製作 bakisimu氏製作 パンチ、キックは弱強の2ボタン式。現在は通常投げも搭載されている。 通常技はリーチが長めで当てやすく、威力も高い代わりに発生フレームが遅めで有利フレームも短い技が多い。 発生が速い技でも6Fと少し遅めで、キックなどはリーチが長く高威力な分当てても微不利など、 小回りが効きにくくパワーキャラ寄りの印象にまとまっている。 飛び道具としては「ビームゼロスパイク」、「エメリウムスラッシュ」を搭載。 ビームゼロスパイクは近くの相手に当てても有利フレームが無く不利なので遠距離での牽制に使おう。 エメリウムスラッシュは更新で上下撃ち分けが可能になっており、 打点はかなり高いがある程度はカバー可能、ただし当てても少し不利なのでダメージを期待して使おう。 相手を切り付ける「ゼロスラッガーアタック」はリーチが短いものの、相手にガードされても少し有利が取れる。 他には通常投げに比べて高威力な分、外した時の隙が大きい投げ技「ゼロドライバー」が搭載されている。 炎に包まれたチョップを放つ「ビックバンゼロ」は、 原作でダークロプスゼロが防御に使用したダークロプスゼロスラッガーを破壊したシーンをイメージしており、 ヒット後数秒間は与ダメージが増加する。 + 超必殺技 ゲージ技としては1ゲージ消費の技が「ワイドゼロショット」、「ゼロスラッガー」、「ウルトラゼロキック」と複数搭載。 削りダメージが小さく相手にガードされると不利な技が多いため、使い所の見極めが大事になる。 以下威力はLIFE1000、DEF100の一般的な相手に当てた時の威力を示す。 ワイドゼロショットは他のウルトラ戦士の必殺光線のように高威力の光線を放つ技で2.6割近い威力がある。 ゼロスラッガーは頭部の刃を飛ばす技で直撃すれば威力は2.8割近い。 中距離まで飛んでからブーメランのように戻るため、遠すぎる相手には当たらない点には注意しよう。 ウルトラゼロキックは空中でのみ使える技で、斜め下方向に飛び蹴りを放つ。 移動する技なので遠くの相手に当てることも可能で威力は2.5割程度である。 発生からしばらく無敵があるので飛び道具を突破したり相手の技を潰す使い方もできるが、 ガード時の不利フレームが大きいため、使い所には注意が必要である。 1.5ゲージ技としては投げ飛ばした相手に光線を放つ「ガルネイトバスター」、多数のゼロスラッガーで敵を切り裂く「ミラクルゼロスラッガー」が、 2ゲージ技としては胸から光線を放つ「ゼロツインシュート」、すれ違い様に敵を切り裂く「プラズマスパークスラッシュ」が搭載。 ゼロツインシュートは威力は3.2割近くと一見ワイドゼロショットとあまり変わらないが、 ワイドゼロショットよりもコンボ補正が弱いため、 コンボでの締めとして使うならこちらの方が有効だろう。 プラズマスパークスラッシュは3.5割近い威力を誇る突進技だが、ぶっぱするにはリスクが大きい。 コンボ補正は大きいがダウンした相手にも当たるため、敵へのトドメとして使うといいだろう。 そして3ゲージ技としては「ファイナルウルティメイトゼロ」が搭載。 自分の体力15%以下かつ相手の体力75%以下の場合のみ使用可能な当て身技である。 紫のバリアが出る使用中に投げ以外の攻撃を受けると発動する大ダメージの一撃技だが、 使用中に相手の攻撃を受けなかった場合は自分の体力が1になるなどリスクも大きい。 厳しい発動条件も相まって使いこなすのは難しい技かもしれないが、 『ベリアル銀河帝国』での使用時の流れをイメージしたという気合の入った演出は必見である。 使用可能時にはライフバーの下にバラージの盾の欠片のアイコンが表示される。 勝利演出では2ラウンド先取した際にグレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボットのUFZの仲間達が駆け付けてくれる。 また、低確率だがジャンナイン(と黄色いあいつ)も駆け付けるバージョンが拝めることも。 援護攻撃ではジャンボットの変形したジャンバードが援護してくれる。 + 12Pカラーのゼロダークネスについて 12Pカラーはゼロダークネス仕様になっている。 ファイナルウルティメイトゼロは使用不能な代わりに攻撃力などが上昇し強化されている。 ボイスもゼロダークネスのものに変更される。 AIはデフォルトで搭載済み。 性能は少し高めとのことだが、実際の強さとしては一般的な格闘ゲームキャラに近い強さに収まっており、 他のbakisimu氏製作のウルトラ戦士よりも極端に強めというわけでもないため、今後の活躍に期待したい。 + 亜-人氏製作 亜-人氏製作 bakisimu氏製作版の性能、AIの立ち回りなどを改変したキャラ。 ファイル名および一見した見た目と技構成がbakisimu氏製作版と同じなため見た目で区別がしにくいが、 各技の性能の傾向や方向性と全体のバランスが全くの別物になっており、 向いている使い方なども全く違うため、別のアレンジキャラとしてしっかり区別して運用したい。 更新によってディスプレイネームは「ultraman_zero_A」に変更されたのでそこで判別は可能。 とはいえファイル名は同じままなので、うっかりオリジナル版に上書きしないように注意したい。 説明書の改変・更新点には、bakisimu氏製作版からの変更点と最初の亜-人氏改変版からの更新内容が混ざっており、 bakisimu氏製作版との違いの把握が難しいかもしれない。以下はbakisimu氏製作版との違いを説明する。 説明書では「全体的に技の性能を弱体化、機動力上昇」となっており、 確かにbakisimu氏製作版に比べて通常技の威力は少し低くなっている。 しかし通常技はリーチが長いままに、発生が速くなり攻撃後の隙も短縮され、 有利フレームも数F長いと火力以外は確実にbakisimu氏製作版よりも強化されている。 技使用中の食らい判定がドット絵通りになったことで食らい判定が縮小しているのもポイントで、 技の判定が強くなったため、打ち合いで相手の技を潰しやすいのも強化点だろう。 また通常技には相手にガードにされても不利フレームが0の技が多く、 通常技のパンチではガードされても1F有利など、相手にガードされても主導権を渡さずに戦える。 通常技を特定の順番で繰り返すとキャンセルが可能になるネビュラコンボも拡張され これが通常技の有利フレーム向上と発生短縮にばっちり噛み合ったのも最大の特徴。 「ゼロスラッガーアタック」で相手がダウンしなくなったため、ネビュラコンボが途切れなくなり、 ネビュラコンボをガードしてしまった相手に長時間の連続攻撃ができるようになった。 連続攻撃中に相手のAIは滅多にガードを解かないため、 AI戦ではガードした相手に3つ通常技を特定の順番で延々と繰り返す光景になりやすい。 当て身や、攻撃中の相手にも発生の速い技や無敵技を差し込むタイプのAIやキャラなら対抗は可能だが、 こうした方法で対抗して来る相手にいい勝負ができるほどAI戦での強さが丁度いいわけでもないので、 ウォッチモードでは相手と噛み合う戦いになりにくい。 ジャストディフェンス追加とAIが回り込み使用率を上げたのもその傾向に拍車をかけており、 AI戦では相手の見せ場である技を防いで一方的にネビュラコンボする傾向が強い。 飛び道具ヒット時の有利フレームはbakisimu氏製作版より少し長い程度だが、 bakisimu氏製作版よりも発生が速まっており、こちらも威力以外は強化されている。 とはいえ「ビームゼロスパイク」や、「エメリウムスラッシュ」を当てても不利という欠点は残っているので、 遠距離戦は接近戦に比べれば弱め。 ゲージ技は威力がbakisimu氏製作版と同じ~増加と純粋に強化されている。 LIFE1000・DEF100の一般的な相手に当てた時の威力で見ると、 「ワイドゼロショット」が3.5割、「ゼロツインシュート」が4.8割、「プラズマスパークスラッシュ」が5.3割とかなり強化されている。 bakisimu氏製作版に比べると削りダメージが大幅に増加しているのも特徴で、 ゼロツインシュート、プラズマスパークスラッシュはガードされても2割以上の削りダメージがある。 + 公開当初の性能 この時はまだディスプレイネームがbakisimu氏製作版と同じで区別が難しかった。 この版では有利フレームが大幅に増加しており、 通常のパンチでは直撃時の有利フレームが8F、相手にガードされても7Fの有利フレームが取れると隙の無い性能に仕上がっている。 bakisimu氏製作版に比べて若干威力こそ下がってはいるが、 他の通常技も軒並み隙短縮、有利フレーム増加、ガードされても有利な性能に仕上がって大幅に強化されている。 技使用中の食らい判定がドット絵通りになったことで食らい判定が縮小しているのもポイントで、 技の判定が強くなったため打ち合いで相手の技を潰しやすいのも強化点だろう。 特に飛び道具のビームゼロスパイクは近くの相手に当てても十分有利が取れるほどに隙が短くなっており、 遠距離戦で連発すると非常に強力。AIはあまり使わないが、人操作ならばこの技を活用して強敵の動きを封じたい。 エメリウムスラッシュは発生こそ速まったが、珍しく当てても不利な技なので相手する場合にはここが隙になる。 ゲージ技はゼロスラッガー以外は威力がかなり増加している。 LIFE1000・DEF100の一般的な相手に当てた時の威力で見ると、 ウルトラゼロキックが3割、ワイドゼロショットが4.4割、ゼロツインシュートが5.6割、プラズマスパークスラッシュがなんと8割と、 1.5倍以上の威力になっている技も存在する。 通常技性能の大幅向上もあってゲージ技に繋げて大ダメージも狙いやすくなったのでガンガン狙っていくとよいだろう。 AIの立ち回りはビームゼロスパイクよりもエメリウムスラッシュを多用することなどもあって 凶キャラに歯が立たない強さであるが、その性能は通常の格闘ゲームキャラとはかなり傾向が違うことは常に意識しておきたい。 技の発生が速く有利フレームが長いため技も繋げやすいので、人操作でかっこいいコンボの追及や長いコンボを狙ってみるのも面白いだろう。 ストーリー動画やプレイヤー操作での凶キャラとの対戦等にお薦め。 + YN氏製作 YN氏製作 MUGEN1.0以降専用。 こちらもbakisimu氏のゼロを改変したもので、ニュートラルが変更されている他、カラーリングも暗くなっているのが特徴。 演出面も強化されており、光線技が美麗。 AIは良く動くものがデフォルトで搭載されている。 紹介動画(DLリンク有り) 「お前は持っているのか?守るべきものを… なぜ奪うだけで、守るものを持たないんだ… ……お前だって…ウルトラマンだろうがッ!!」 出場大会 みんなゲジマシ!?春のIKEMENトーナメント!! 「ヒーローと相棒」タッグバトル 強ランクタッグ 1R先取リーグトナメ 作品別7人組SUPER BATTLEトーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 更新停止中 KOFごっこ2nd 出演ストーリー Lost in peace ネクサスまてぃっく(2017年エイプリルフール回の『バラゴンまてぃっく』に登場) その他 MUGEN 50本勝負 ( 39本目 )
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※スレッドのテンプレートを置いています。 気づいた方は必要に応じて改訂してくださると助かります。 ◆ROBOT魂 SIDE KMF &OFFSHOOT Part.21◆ 1 <公式ホームページ> 魂ウェブ http //www.tamashii.jp/ <まとめwiki> http //www14.atwiki.jp/offshoot/ <前スレ> ◆ROBOT魂 SIDE KMF &OFFSHOOT Part.20◆ http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/toy/1232627390/ <関連スレ> ◆ROBOT魂 総合スレ 11体目◆ http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/toy/1233669393/ ◆◆◆MS in Action Part.186◆◆◆ http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/toy/1231820976/ <UPローダー> MIA塊(MIA専用UPローダー。OFFSHOOTも可とのこと) http //f55.aaa.livedoor.jp/~miam/ このスレは以下の商品について語るスレです。 IN ACTION!! OFFSHOOT ROBOT魂 SIDE KMF 既に発売された商品については魂ウェブ公式やwikiを参照してください。 無関係な商品やアニメの話題は控え目に願います。 スレが荒れるような発言は自重してください。 次スレは 970が建ててください。 2 <発売予定> ROBOT魂 SIDE KMF 09年3月予定 \3,675 斬月 09年3月予定 \3,675 暁(直参仕様) 09年4月予定 \3,990 蜃気楼 09年5月予定 \3,990 ランスロット・アルビオン <参考出品> グロースター・エア(量産機) <魂ウェブ商店限定> IN ACTION!! OFFSHOOT 受付終了 02月予定 \3,000 サザーランド・エア(セシル機) 02月予定 \2,625 グラスゴー/無頼(カレン機) 03月予定 \2,500 無頼改(四聖剣機) ※お客様都合での一方的なキャンセル・受取り拒否等があった場合、 それ以降は弊社とのお取引やキャンペーンの受付 等をお断りさせて頂く場合があります。予めご了承ください。 (魂ウェブ商店利用規約より抜粋) 無頼・無頼改(藤堂機)安く買えたので、 四聖剣カラーに塗装したいのですがカラーリング判る方居ましたら教えて下さい。 -- 無頼改 (2009-05-28 17 39 55) 名前 コメント
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【作品名】ウルトラマンダイナ(+『大決戦!超ウルトラ8兄弟』+『ウルトラ銀河伝説』+『ウルトラマンサーガ』) 【ジャンル】特撮 【共通設定・世界観】 『ティガ』と『ダイナ』の世界は俗に「フロンティアスペース」と呼ばれており、ウルトラセブンやメビウスがいる世界とは別。 ダイナは最終回で異世界に飛ばされてしまったが、その後ウルトラマンメビウスと出会い(8兄弟)、共闘している。 【名前】ウルトラマンダイナ 【属性】光の巨人 【大きさ】52m 【攻撃力】フラッシュタイプ時 ソルジェント光線:両手をクロスさせて発射させる光線。惑星を1発で破壊した 冥王星付近~海王星付間の射程攻撃を持つ敵がいて ダイナは敵の射程距離外からこれを放って敵を倒した。 その時は発射から命中まで1秒ほどだった ミラクルタイプ時 レボリウムウェーブ:右手から直径5m程の時空衝撃波を打つ技。地平線の彼方まで届く 時空衝撃波を受けた者は空間ごと圧縮され背後に発生するミニブラックホールに飲み込まれる 実体の無い敵にも通じる。 また、ブラックホールに飲み込まれたら次元移動能力を持つ敵でも終りだった ストロングタイプ時 ソルジェント光線が通じない怪獣のしっぽを素手で引きちぎる。 ガルネートウェーブ:腕を十字に組んでから開き、赤い光球を打ち出す。射程は500m程、速度はソルジェント並み 殴るよりマシな威力で、着弾地点には数百mの爆発を起こす 【防御力】ソルジェント光線より強いダークソルジェント光線を受けても戦える 人間なら少し聞いただけで寝てしまうバオーンの催眠音波を聞いても根性で耐えた。 体温3000度の怪獣を触ったらちょっと熱がった。ゴッドジャギラの幻影花粉による洗脳攻撃も根性で跳ね返した。 周囲の木々をみるみる枯らすダイオキシンガスに耐えられるくらい毒に強い。 でもやっぱりウルトラマンなので冷気には弱い。 【素早さ】ソルジェント光線と同じ速さのダークソルジェント光線に100m程の距離から反応できる 海王星の軌道長半径は約30AU(太陽~地球間の30倍) 冥王星の軌道長半径は約39AU これだけの距離を1秒で移動するソルジェント光線は光速の約4500倍 ダイナの反応は10M先からの光速の約450倍を回避可 ↑この反応の初期ダイナより素早いべリアルと同等以上に渡り合うゼロと同等。 30万光年の距離を数秒で移動できる。 【特殊能力】宇宙空間では例の3分ルールはない。地球の120倍の重力に余裕で耐える。 以下3つのタイプにチェンジできるタイムラグは一瞬 バランスの良いフラッシュタイプと超能力を得意とするミラクルタイプ、桁違いのパワーを持つストロングタイプ ミラクル時の超能力 瞬間移動:瞬間移動可能で、主に相手の背後を取ったりかく乱の為に使われる。 地上から宇宙空間まで一瞬で移動した事があった ウルトラサイキック:念力で相手の動きを封じる。最大で60m70000tの怪獣の動きを封じ火山口に落とした ネイチャーコントロール:自然の力を操る事ができる。具体的には指先から水を出して火事を収めたり 雷や熱&光を浴びて回復した事もあった 【長所】この卑怯者をぶちのめすまでは死にはしねぇ!!それに、俺は! 俺は今、君だけを守りたい。 俺は俺だ!!ウルトラマンダイナだ! とどけぇぇぇぇーーーっ!!! 【短所】ストロングタイプが全く使えない。中の人同様ちょっとバカ。 【戦法】「ウルトラマンサーガ」の状態で参戦。 参戦環境を宇宙にして、ミラクルタイプから開始。瞬間移動で距離をとってレボリウムウェーブ。デカいならソルジェント光線。 vol.4
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登録日:2016/07/23 Sat 00 39 10 更新日:2024/02/12 Mon 15 19 11NEW! 所要時間:約 23 分で読めます ▽タグ一覧 かがやけ ウルトラの星 アイスラッガーマスターセブン ウルトラキング ウルトラシリーズ漫画リンク ウルトラマン ウルトラマンタロウ ウルトラ兄弟、全滅 ザ・ウルトラマン メフィラス星人 全面戦争 内山まもる 小学二年生 怪獣軍団 水棲怪獣ジャミラ 漫画 長編 かがやけ ウルトラの星は、内山まもるの漫画版『ウルトラマンタロウ』のエピソードの一つとして、 1973年発売の『小学二年生 夏の増刊』に掲載された、外伝的な長編作品である。 総ボリュームは94ページを誇り、内山氏が生前手掛けられた読切作品では最長のものとなっている。 作画スタッフには内山氏以下、たくま宏章、森正人、そして後年の『ウルトラ兄弟物語』作者・かたおか徹治が「ウルトラグループ」名義で記載されている(*1)。 ◆概要 故・内山まもる氏が小学館の誌面にて手掛けてきた第2期ウルトラシリーズのコミカライズは 『帰マン』から『レオ』まで続き、その後『ザ・ウルトラマン』として知られるジャッカル大魔王の物語へと繋がってゆくが、 実は内山氏のウルトラ漫画は、本筋の連載とは別に、長編の形式を取った番外編的な内容が幾つか存在する。 当時、『小学二年生』誌は季節の変わり目に、通常のナンバリングとは別に増刊号を刊行しており、 それらに内山まもる氏の手掛けた、ウルトラシリーズ漫画の番外編的な長編が何度か掲載されていたのだ。 具体的には『帰マン』期の『決戦ウルトラ兄弟対11大怪獣』、『A』期の『ウルトラ5兄弟たいヤプール人』と、『怪獣はか場のけっとう』、 そして今回紹介する、『タロウ』期に発表された『かがやけ ウルトラの星』の計4作が該当する。 が、なまじ長編形式だったのが災いしてか、これら作品は書籍収録の機会には全くと言っていいほど恵まれず、 後に内山氏の作品が『ザ・ウルトラマン』として纏められた際に選ばれなかったのは勿論のこと、 2000年代に入って第2期ウルトラシリーズの漫画がコンビニコミックとしてようやく単行本化された際にも除外されてしまい、 2016年時点においても殆どの作品が単行本収録の機会を与えられずにいる、不憫な状況に陥ってしまっているのが実情である。 そんな中、数少ない例外となりえたのが『かがやけ ウルトラの星』である。 2010年9月に、小学館より発売された『ウルトラコレクションボックス ザ・内山まもる』収録作の一つとして、 80年代に連載された『ウルトラ戦士 銀河大戦争』共々、ようやく全国の内山ファン待望の書籍化がなされたのである。 しかも、単行本サイズの『銀河大戦争』と異なり、雑誌掲載当時と同寸という大伴振る舞い。 値段こそ他の特典込みで3000円越えと決して安くはないが、ファンなら間違いなく「買い」の逸品である。 物理書籍は完全部数限定という触れ込みゆえに現在は入手困難だが、2016年3月からは各種電子書籍サイトでも取扱いが開始された(価格は税込1600円ほど)。 そしてボックスの収録より12年が経過―――2022年6月24日に小学館より発売された『ザ・ウルトラマン 単行本初収録&傑作選』下巻にて、 前述の長らく未収録だった昭和期の長編シリーズともども、久々の書籍収録が叶う事となった(ちなみにボックスの方で同時収録されてた『銀河大戦争』は上巻の方に収録)。 ただし、後述する雑誌掲載時の柱コメントはこちらには未収録。 ■登場怪獣紹介 120匹の怪獣軍団 宇宙より地球に襲来、日本列島全土に侵攻作戦を仕掛けてきた怪獣・宇宙人の勢力。 かつてウルトラ戦士たちが立ち向かった、名だたる強豪怪獣ばかりで構成されている。 120匹の軍勢とは作中の言だが、作中に明確に登場した分だけでは全然足りないため、 恐らくは漫画に描かれた以外にも、裏でウルトラ兄弟に倒された怪獣が相当数いたのだろうと推測される。 北海道侵略軍 侵略隊長はバルタン星人。 テロチルス、サータン、ギガス、ベムスター、ダンカンを率いてウルトラマンと戦った。 東北地方侵略軍 侵略隊長はゴドラ星人。 ゴモラ、ブラックサタン(*2)を率いてウルトラセブンと戦った。 東京侵略軍 侵略隊長はナックル星人。 デットン、バリケーン、モグネズン、ブラックキング、グロンケンを率いてウルトラマンタロウと戦った。 中部地方侵略軍 侵略隊長はガッツ星人。 エレキング、ガンダー、ノコギリン、アーストロン、シーゴラス、スノーゴンを率いて帰ってきたウルトラマンと戦った。 四国地方侵略軍 侵略隊長は巨大ヤプール。 ムルチ、マザロン人(*3)、ルナチクス、コスモリキッド、ドラキュラス、ツインテールを率いてウルトラマンエースと戦った。 九州地方侵略軍 侵略隊長はメトロン星人。 ビーコン、プルーマ、ジャミラ(!?)を率いてゾフィーと戦った。 その他 物語終盤では、怪獣軍団の総大将としてメフィラス星人が登場。 その他、九州沖の一大決戦では上記怪獣の他、確認できるだけでもテレスドン、ダンガー、ヒッポリト星人の姿が描かれている。 オクスター 『帰ってきたウルトラマン』の怪獣。 第1話にて海底火山の影響にて復活し、人が住んでいる島に襲撃を仕掛けるも、 駆け付けたZATに島民を逃がされてしまい、劇的なデビューを遂げたウルトラキングの初陣の相手として屠られる。 上記の怪獣軍団の先遣隊だったのか、それとも目覚めさせられた野生の怪獣だったかは不明。 ウルトラキング 『かがやけ ウルトラの星』最重要キャラクター。 「げんすけ」と名乗る青年が変身する、ウルトラ戦士たちとは全く異なる「新たな巨大ヒーロー」。 背丈はウルトラ戦士と大体同じ程度だが、外見は相違が大きく、分かりやすく表現するならば 「DCやマーベルなどアメコミヒーローの衣装を着込んだ、ウルトラマン系統の宇宙人」といったところか。 戦闘能力は非常に高く、「キングスパーク」「スター光線」といった光線技を使いこなし、白兵戦でもその肉体を活かして怪獣相手に果敢に立ち向かう。 無論、空を飛ぶことも可能で、作中では日本列島を縦横無尽に飛び交い、各地で戦うウルトラ兄弟を援護した。 一見すると、ウルトラ兄弟と同様の高潔なヒーローであり、実際作中でも地球人から大きな支持を集めることとなる。 しかし、その正体は……? 言うまでもなく、およそ一年後に映像作品で初登場する別のキングとは全くの無関係。 ◇『かがやけ ウルトラの星』あらすじ ※以下、雑誌掲載当時の柱に書かれていたコメントは青字で表記。 突然、地球をおそった怪獣軍団。 次から次へと、押しよせる凶悪怪獣のために、町や村は破壊され尽くしてしまう。 今までに見たこともない、地球最大のピンチだ。 しかし、地球をこのまま滅ぼしてはならない…。 そうだ、ウルトラ兄弟たちが、怪獣に血みどろの戦いを挑んだのだ。 怪獣軍団を率いるものは誰だ。ウルトラ兄弟はどんな戦いをするだろう。 第1話 ウルトラキングとうじょう 地球は狙われている。 星人に率いられた、怪獣たちは宇宙の果てから、地球侵略のチャンスを狙っていた。 そして、行動を開始した。 光の国のウルトラ警備隊では、その情報をキャッチした。 今までになかった怪獣軍団のすごい攻撃に対抗して、ウルトラ兄弟が戦いの準備を始めた。 ある日、ZATは完成したばかりの新兵器・ザットバルーンなる熱気球の試運転を行っていた。 東光太郎も搭乗員に加わり、見晴らしのいい景色を楽しみつつ、このまま無事テストが終わるものと思っていた矢先、 偶々通りかかった海上にて、隊員たちは不審な海底火山の爆発に遭遇。 すぐさま本部に連絡を繋ごうとするが、電波障害によるものか何故か全く繋がる気配がない。 ……気付いた時には、ザットバルーンは正体不明の円盤の大群、およそ数十もの規模のそれに取り囲まれていた。 無線が通じないのはこれらが原因なのだろうかとZATは勘繰るも、周囲を滞空するだけで全く攻撃する様子を見せない 円盤群に不信感を抱きつつ、一先ず近くの孤島へとザットバルーンを停留させることに。 島に降りた隊員たちを待ち受けていたのは、逃げ惑う島の住民たちと、暴れまわる怪獣オクスター。 恐らく、先の海底火山の影響で目を覚ましたのだろう。 パニックに陥った島民たちを避難誘導しようとするZATだが、そこに現れたのは、精悍な顔立ちの見知らぬ青年。 青年は、押しよせる群衆を前にしても全く怯むことなく、的確に子供から優先してZATバルーンへと誘導する。 その我が身の危険をも恐れぬ姿勢に、ZATの隊員たちも感心。彼の尽力の甲斐あり、無事島民全員の避難が完了した。 いったいこの青年はなにものだろう。 全員の避難完了を確認した青年は、離陸し始めたZATバルーンに自身も無事飛び乗り、一安心……と思いきや 追ってきたオクスターがZATバルーンを揺らし、一人の幼い少年がバルーンから投げ出されてしまう。 絶体絶命の危機を前に、光太郎は他の隊員に気付かれぬよう、混乱に乗じて自身も飛び降り、バッジを翳す……が、 それと同時に、謎の青年も共にバルーンから飛び出し、光太郎の目の前で「変身」と叫ぶ―――― 変身完了した光太郎……ウルトラマンタロウの目の前にいたのは、 謎の青年が変身した、ウルトラ戦士とはまた異なる巨大な超人……ウルトラキングであった。 あっ、ウルトラキングとは、いったいなにものだろう。 ウルトラキングは幼い少年を手で優しく受け止めると、ZATバルーンのもとにまで飛行し、少年を送り届ける。 民衆はウルトラ兄弟とは異なる、未知の戦士の登場に驚くも、一先ずは少年が助かった事に心から安堵するのであった。 一方、地上に降り立ったタロウはオクスターと対峙するも、間髪入れず戻ってきたウルトラキングが乱入。 キングスパーク、スター光線といった多彩な光線技で怪獣を翻弄、あっという間にオクスターを粉砕した。 戦い終わり、ウルトラキングはウルトラマンタロウに目線で挨拶すると、自身の名を告げる。 タロウは、彼がウルトラ族の者ではないことしか察することができなかったものの、恐らく彼は敵ではないと判断。 時を同じくし、ウルトラサインによる連絡がタロウのもとに届く。 その内容とは、怪獣軍団が地球に向かって侵攻、それを追ってウルトラ兄弟も急行しているというものだった…… 第2話 ついに来た怪獣軍団 海底火山の爆発、謎の円盤の襲来…… 地球に次々と起こる異変を前に、ZATは対策を練るべく奮闘していた。 日本各地に舞い降りた円盤は、行動する気配こそ感じられないもの、却ってそれを隊員たちは不気味に感じる。 光太郎は、円盤の目的は先にZATに対して行ったように、電波妨害の網を張ることではないかと推測。 その時、ZAT本部を一人の人物…… 先の事件でウルトラキングに変身した、あの青年が訪れた。 「げんすけ」と名乗った青年を、ZATもウルトラキングの変身者と既に掴んでいたようで、彼を歓迎。 ZATはげんすけを是非とも隊員に迎え入れるべく勧誘するが、そんな矢先に通信を担当していた森山隊員から 円盤が発していた電波妨害が消えたとの報告が入る。 時を同じくし、日本最北の地・北海道。 札幌近郊の山中にて、生息するヒグマたちが何者かにより、山を一斉に追いだされるという怪事件が発生。 山から逃げてきたヒグマは群を成して札幌市街へと追い込まれ、あまりの事態に肝を潰した市民たちであったがニヘイゴハン!、 ヒグマたちはあまりの恐怖に支配されてしまったが故か、人間なぞ目もくれずに街中を駆け抜けていった…… 山を占領し、ヒグマたちを追いだした犯人……それは、地球に到達した怪獣軍団の一派であった。 北海道侵略隊長・バルタン星人により率いられる、テロチルス、ベムスター、ギガス、サータン等といった 名だたる凶悪怪獣たちは、群を成して北海道の街々へと襲撃を仕掛ける。 ……テロチルスやベムスターはともかく、ギガスとサータンが普通に空を飛ぶ光景は違和感バリバリだが、気にするな! バルタン星人が北海道で動き始めた同時に、他の侵略隊長たちも続々と行動を開始する。 東北地方・松島湾には東北地方侵略隊長・ゴドラ星人が、 東京市街地の地中からは東京侵略隊長・ナックル星人が、 中部地方の山中には中部地方侵略隊長・ガッツ星人が、 四国の海からは四国侵略隊長・ヤプール人(見た目は巨大ヤプール)が、 そして九州の長崎港には九州地方侵略隊長・メトロン星人が、それぞれ怪獣軍団を引き連れて出現。 北は北海道、南は九州…… 6人の凶悪な侵略者によって率いられた怪獣軍団、総勢120匹による日本総攻撃が遂に開始された。 日本列島6箇所に同時に出現した怪獣軍団の報は、当然のことながらZAT本部にも届く。 円盤群による電波妨害は、怪獣たちの地球侵入をレーダーに悟られないようにするための準備だったのだ。 すぐさまZATは全国に避難勧告を発令、それと時を同じくし、ゾフィーらウルトラ兄弟も地球に到着する。 光の国でも、怪獣軍団日本しん入を知り、ウルトラ兄弟たちが地球へむかったのだ。 東光太郎はウルトラマンタロウに変身、ウルトラ兄弟たちと合流。 ゾフィーの指揮の下、6兄弟は日本各地で暴れまわる怪獣軍団を撃滅するため、各星人の指揮する6地方へと飛び散った。 ウルトラ6兄弟がせいぞろいした。怪獣軍団とのたたかいがはじまった。 かくして、ウルトラ6兄弟と怪獣軍団の戦いの火ぶたは切って落とされることに。 その戦いぶりは、TVニュースのアナウンサーも大興奮で実況するほどの熱狂を催していた。 北海道にはウルトラマン、東北地方にはウルトラセブン、中部地方には帰ってきたウルトラマン、 四国にはウルトラマンエース、九州地方にはゾフィー、そして東京にはウルトラマンタロウ。 襲い来る怪獣軍団を前に、敢然と立ち向かうウルトラ6兄弟だが、怪獣と戦う戦士は彼ら6人だけではなかった。 ……そう、げんすけの変身したニューヒーロー・ウルトラキングが日本全国を飛び回り、 ウルトラ兄弟と共に怪獣達を迎え撃つ、最強の助っ人として大活躍していたである。 北海道ではウルトラマンの背後に迫った怪獣を蹴散らし、東北ではセブンと共に光線技で敵を薙ぎ払い、 中部では帰マンを助けたかと思いきや、四国では苦境に陥るエースをギリギリのところで援護する奮戦ぶりを見せる。 なんと、ウルトラキングはすごい! 大かつやくだ。 九州にて、ゾフィーがビーコンを迎え撃っている隙に、背後から不意打ちしようと目論んだスノーゴンを スター光線で倒したウルトラキングは、すぐさま東京に駆け付けるとタロウと合流を果たす。 無数の怪獣軍団すらも、2大ヒーローは得意の格闘技や光線技で果敢に蹴散らし、 あっと言う間に東京の怪獣たちのボス・ナックル星人は追い詰められてしまう。 ウルトラキングは、臆することなくナックル星人に背後から組み付いた。これにて決着―――――― ……が、タロウや地球人たちに悟られないよう、顔を近づけたウルトラキングとナックル星人は小声で会話を交わす。 「おい、このへんでひきあげろ」「わかった。うまくやれよキング」 何と、怪獣軍団のリーダー格の一人ナックル星人と、それを迎え撃つはずのヒーロー・ウルトラキングが まるで懇意にしているかのごとく、親しげに密約を交わしているではないか。 ナックル星人は周囲に気取られる前にウルトラキングから距離を取ると、残存した怪獣たちを連れて逃亡を図る。 おや、キングとナックル星人が、こそこそと話をしている。これはおかしいぞ。 かくして、全国に多大な被害を出したものの、ウルトラ兄弟とウルトラキングの活躍により 日本狭しと暴れまわっていた怪獣軍団は撃退され、星人達は恐れをなしたか、次々と逃げ出して行った。 歓声に湧いた国民たちは、地球に現れた新たなる正義の巨人・ウルトラキングを歓迎し、称える。 一方、東光太郎と懇意にしている少年・白鳥健一は、人々の間でキングのブームが巻き起こるのを他所に、 ウルトラ兄弟の方がよっぽど凄いとポツリと漏らすのであった。 ウルトラ兄弟たちをたすけたウルトラキングの人気が人びとの間でたかまってきた。 ウルトラ戦士と共に怪獣軍団に立ち向かいながらも、明らかに怪しい素振りを見せたウルトラキング。 果たして、その正体は…… 第3話 ウルトラキングの正体 かくして彗星のごとく現れたニューヒーロー・ウルトラキングの日本国内における人気は絶頂に達し、 その正体を知る子供たちはZATの一隊員である東光太郎よりも、げんすけを慕うようになっていった。 彼もまた既にZATの隊員服を身に纏い、栄えある防衛チーム・ZATの隊員としての地位も確立するに至ったのだ。 とはいえ光太郎は別に名誉欲のために戦っている訳でもなし。 特にげんすけに嫉妬することもなく、ただ真摯に姿を消した怪獣軍団の行方を捜索する日々を過ごしていた。 ザットバルーンで周辺の警備を行う光太郎たちZAT一行は、怪獣軍団に荒らされた街の惨状に心を痛めるが その時、げんすけが破壊された街を観て、ただニヤニヤ薄笑いを浮かべていたのを偶然目にした光太郎は、彼に対して底知れない不信感を抱く。 おかしい、げんすけはどうもおかしい。その正体もじきわかるぞ。 ザットバルーンが丘に着陸すると、近隣で遊んでいた子供たちが、げんすけが居ると見るや駆け寄ってきた。 バルーンに一緒に乗せてとせがむ子供たちを、げんすけは快く承諾。一緒に遊んでいた健一は顔をしかめる。 光太郎と一緒に同乗していた南原隊員は、げんすけの行きすぎたサービス対応を流石に快く思わなかったらしく、 彼がここ最近、ウルトラキングとしての功績をいい事にまるで隊長気取りではないかと不満を漏らすが、 光太郎はすまし顔で、僻む南原隊員を諫めるのだった。 子供たちを乗せて再び飛びあがったバルーン。 げんすけは、子供たちの「ウルトラキングなんでしょう」という問いに、快く「そうだよ」と答えて正体を明かす。 無邪気に喜ぶ子供たちに彼は、光太郎の持っているバッジを握ると、もっと良いことが起きると話す。 流石に突然の事態に面くらう光太郎は、タロウに変身するのに必要なウルトラバッジを渡すことは強く反対するも、 子供たちのブーイングを好機を見たか、げんすけは間髪入れず光太郎の手からバッジを弾き飛ばす。 ウルトラバッジはバルーンの外へと飛ばされてゆき、同乗していた健一少年はそれに気付いて受け止めようとするも 空中で揺れたバルーンの壁面に頭をぶつけてしまい、そのまま昏倒してしまう。 バッジを紛失してしまい慌てる光太郎を見て、子供たちも流石に自分達のした事の重大さを理解し、彼に謝るが、 元凶であるげんすけは、まるで反省の色一つ見せず、子供たちの行為を褒め称えるかのような態度を取る。 既に彼は、つい先ほどまでの好青年の仮面を剥ぎ捨てており、慇懃無礼かつ不敵な表情を浮かべると 自分がZATに入隊したのは光太郎のバッジを奪うためだったと暴露。 げんすけに対する違和感が、確信に至った光太郎。 彼が正義の味方などでない「もっと悍ましい邪悪な何か」である事を悟り、その正体を糾弾する。 げんすけは口元を歪めると、地球人の姿を捨て、真の姿を現した。 ついに、あらわれたぞ。げんすけの正体がついにわかるぞ。 げんすけ、そしてウルトラキングの正体……それは、過去に地球にも現れた侵略者、メフィラス星人だった。 言うまでもなく、彼こそが日本列島を襲った怪獣軍団を統べていた、侵略者たちの真の首領。 人々を怪獣から助け、ウルトラ兄弟と共に怪獣軍団と戦ったのも、全ては邪な目的を果たすための仮面に過ぎず、 その最終目的は地球人の信頼を勝ち得てZATの東光太郎に接触し、彼の力の源であるウルトラバッジを奪い取るため。 つまり、最初のオクスター襲撃に際しての勇敢ぶりから今に至るまで、全てがメフィラス星人の自作自演に過ぎなかったのだ。 騙されていたことに愕然とし、怒る子供たちだったが、メフィラス星人は先ほどまで優しくしていた子供すらも歯牙にかけず 光太郎もろとも始末する為、巨大化した状態で容赦なくザットバルーンを蹴り飛ばす。 大きな衝撃を受けて、気を失っていた健一が目を覚ます…… その手に握られていたのは、光太郎のウルトラバッジ。 そう、バッジは外に落ちることなく、すんでのところで健一がキャッチしていたのだ。 あっ、バッジは下におちたんじゃないんだ。ケン一くんがしっかりにぎっていたんだ。 健一からバッジを渡された光太郎は、すぐさまタロウに変身。地面激突ギリギリで健一や南原隊員、その他子供たちを助け出す。 目論見が外れて慌てるメフィラス星人だったが、すぐさまウルトラキングの形態へと変身し、上空でタロウを迎え撃つ。 端正なヒーローの仮面の裏に、ドス黒い醜い本性を隠していた卑劣な侵略者、ウルトラキング…… 「ウルトラ」を騙り、その名を汚したメフィラス星人に対し、タロウの怒りが最高潮に燃え上がっていたのも当然と言えよう。 真実を知った子供たちの声援を受け、強敵ウルトラキングをも圧倒するウルトラマンタロウ。 ……だが、九州沖の海辺に降り立った彼らを待ち受けていたのは、バルタン星人ら6人の侵略者たちによって率いられた120匹もの怪獣軍団。 タロウを倒すべく、ウルトラキング……否、メフィラス星人が日本中に潜んでいた軍勢を、集結させたのだ。 ブラックキング、シーゴラス、エレキング、テレスドン……かつてウルトラ戦士たちが戦った、そうそうたる凶悪怪獣ばかりだ。 うわあ、すごい怪獣だ。うちゅうの怪獣どもが、日本にあつまったのだ。 ……ちなみにこの見開き、海の中から次々と姿を見せる怪獣達の中に、堂々とジャミラの姿があったりするのは一部で有名。 第4話 たたかえウルトラ6兄弟 押しよせる怪獣軍団120匹に、戦いを挑んだ6兄弟。 血みどろの戦いが始まろうとしている。 皆さん、6兄弟を応援してくれっ。 怪獣軍団出撃に際し、ゾフィーらウルトラ5兄弟も九州沖に駆け付け、タロウのもとに合流。 襲い来る凶悪怪獣たちを前に、空で、海上で、海中で、所狭しと大乱戦を繰り広げる。 その光景を遠目に眺めていた南原隊員は、あまりの光景に子供たち共々圧倒されながらも、ZATへの連絡を続けていた。 タロウは兄弟たちを助けるべく、ウルトラキングとの決着は後でつけようと星人に持ちかける。 自分達の勝利を疑って知らないウルトラキング……否、メフィラス星人は申し出を了承。変身を解いて姿を消す。 兄弟たちのもとへ向かうタロウであったが、既に初代ウルトラマンは怪獣軍団との戦いの中で苦境に陥っていた。 テレスドンに羽交い締めにされながら、ツインテールの尻尾に締め付けられる二重苦に苦しめられていたが、 ウルトラマンは意を決すると、全身の力を振るってテレスドンの12万トンもの巨体をツインテールめがけて投げ飛ばす。 (この時、傍に居たデットンが「およよ」と驚き顔になるというちょっと可愛い挙動を見せている) ツインテールはペシャンコに潰されたものの、テレスドンはなおもウルトラマンを離さず、海中へと引きずり込んでしまう。 海中で苦しむウルトラマンを狙って泳いできたのは、かつて帰ってきたウルトラマンすらも苦しめた強豪怪獣シーゴラス。 危機を悟ったウルトラマンは急いで逃れようともがくも、テレスドンの拘束を振りほどく事は敵わず、 結局シーゴラスの鋭い角によってカラータイマーを貫かれ、あえなく絶命してしまった…… ウルトラマンの死を知って高々に笑うメフィラス星人の言葉に、残るウルトラ兄弟たちは戦慄する。 ゾフィーは涙を流すほどの悲しみを覚えながらも、殺されたウルトラマンの敵を討つべく、シーゴラスとテレスドンを倒した。 しかしメフィラス星人は、カラータイマーが鳴ったときこそがウルトラ兄弟最期の時だと余裕を崩さない。 事実、地球上ではわずか3分しか戦えないウルトラ戦士たちにとって、120匹もの怪獣軍団はあまりにも数が多すぎた…… その頃、南原隊員を通じてようやく事態を知ったZATにより、 ウルトラ兄弟が九州沖において死力を尽くして怪獣軍団の日本上陸を食い止めていること、 そして戦いの最中、かつて地球を救った偉大な英雄・ウルトラマンが命を落とした事が、 テレビ・ラジオのニュースを通じて日本全国の人々に伝えられることとなった。 自分達がウルトラキングを持て囃している間に、ウルトラマンが決死の戦いの中で落命した事実を知った国民たちは愕然とする。 ……そして、メフィラス星人の思惑通り、ウルトラ兄弟たちのカラータイマーが青から赤へと変わり、点滅を始めた。 自分達に時間が遺されていない事を悟った帰マンは、奥の手である「ウルトラダブル」を発動すると宣言。 それを聞いたゾフィーは慌てて彼を制止するも、帰マンは構わずに技を発動……そのサイズを2倍の大きさへと変じさせる。 あっ、だめだ、ウルトラマン。ウルトラダブルをつかったらしんでしまうよ。 「ウルトラダブル」……それは、エネルギーを爆発的に消費する事で、普段より2倍の大きさ、 およそ80メートルの超巨大ウルトラマンとなる事で、一瞬で怪獣を蹴散らす、帰マンの奥の手だ(*4)。 巨大化した帰マンは、アーストロン、エレキング、ダンカー、ジャミラといった強豪怪獣を容易く蹴散らしてしまう。 ウルトラダブルはからだの大きさが2ばいになるひっさつわざなのだ。 ……だが、敵を一蹴したと同時に、帰ってきたウルトラマンは残されていた全ての力を使い果たし、 元の姿に戻ったと同時に倒れ、命尽きてしまった。 エースは兄の敵を討つべく、必殺技ウルトラサンダーで空中の怪獣たちを一網打尽にするが、 背後から放たれたバルタン星人の攻撃をまともに食らってしまい、致命傷を負ってしまう。 くそっ、バルタン星人めっ。後ろからやるとはひきょうだぞ。エースしっかりしろ。 背から不意打ちするという卑劣極まりないやり口に、遂にウルトラセブンの怒りが爆発。 彼の放ったアイスラッガーは中空を縦横無尽に軌道を描き、バルタン星人以下6人の侵略者全てを一瞬で切り裂く。 かつて120匹もの怪獣を率いて日本を襲った侵略隊長も、怒りが込められたアイスラッガーの一撃で全滅する最期を迎えてしまったのだ。 おこったセブンのアイスラッガーがとぶ。しねっ、星人ども。 唯一すんでのところで回避したメフィラス星人は、目から放った光線でセブンを狙撃。 彼もまたエネルギーが尽きる寸前だったか、避けることすらできずにまともに光線を浴び、崩れ落ちてしまう…… ……が、気付けば大軍勢の怪獣軍団も、既に生き残ったのはメフィラス星人ただ一人だけ。 兄弟たちを殺され、怒りに燃えるゾフィーとタロウに追い詰められた星人は、 たじろぎながらも二人も道連れにしようと闘志を燃やし、ゾフィーとぶつかり合う。 数度にわたる交錯の末、メフィラス星人はゾフィーに光線を浴びせて致命傷を負わせるも、 その隙に背後からタロウが撃ったストリウム光線により絶命。 偽りの英雄を名乗り、人々の心を持て遊んだ愚劣な侵略者の、呆気ない最期であった。 しかし、それを見届けたゾフィーもまた、力尽きて海中に没してしまう…… ウルトラ兄弟と怪獣軍団の戦いの顛末は、ZATにより日本全国にニュース中継で報じられた。 怪獣軍団の全滅と引き換えに、タロウを除くウルトラ5兄弟が尊い命を落としてしまったこと、 そして自分たちが散々持て囃したウルトラキングは、怪獣軍団の首魁メフィラス星人だったこと…… モニターに映し出されたZATの朝比奈隊長は、ただただ沈痛な表情を浮かべ、項垂れるよりなかった。 かくして、血みどろの戦いは遂に終結を迎えた……が、その中で失われたものは、あまりにも多すぎる代償だった。 ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンエース、そしてゾフィー…… 青き星・地球を死力を尽くして守りぬき、そして永遠に喪われてしまった英雄たち。 海原に横たわった兄たちの亡骸を前に、唯一生き残ったタロウは涙を堪え、光の国へと帰還するのだった。 戦いは終わった。 しかし、タロウは戦いで失った兄弟たちのことを想うと、悲しかった。 タロウ、ありがとう。ウルトラ兄弟よありがとう。 ウルトラの父と母の待つ、光の国へ、タロウは一人帰るのだった。 ううっ、ウルトラ兄弟がしぬなんて、しんじられない。 ウルトラ兄弟がしぬなんて……。でも、また生きかえってみなさんの前にあらわれるでしょう。 なお、本エピソードが掲載された『小学二年生 夏の増刊』よりも後に発売された、小二本誌の『タロウ』連載では 戦死したウルトラ5兄弟はアオリ文のコメント通りにしっかり生き返って読者の前に舞い戻っているのでご安心を。 ウルトラシリーズではよくあること ◆余談 2017年には『ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP Comic code』の風上旬氏により、 上述したジャミラが海上を闊歩するシーンをパロディした単行本4巻の宣伝漫画が描かれた。 追記・修正は、ジャミラのように弱点を克服してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これだけの芝居をタロウからバッジを盗るためだけにやったメフィラス。攻撃隊長の中のゴドラは色仕掛けで一分でダンからウルトラアイを奪ったんだがねえ -- 名無しさん (2016-07-23 00 55 20) そもそも生き返らなきゃゼロとかは存在しないでしょ -- 名無しさん (2016-07-23 01 53 32) 最近は自重してるけど一時期はDBばりに死んでは復活してたからね。 -- 名無しさん (2016-07-23 02 13 32) 死者蘇生はわりとあるからか、ウルトラゼロファイトだとM78ワールドメンバーは蘇生に特に驚いてないのに、アナザースペースメンバーは生き返ったことに驚いてるとかの描写もあったからなぁw -- 名無しさん (2016-07-23 08 10 03) 怪獣たちはもっと簡単で、怪獣墓場から連れてくるだけで蘇生になるからな -- 名無しさん (2016-07-23 08 12 54) 四国に怪獣が出現した珍しい作品。 -- 名無しさん (2016-07-23 11 20 17) ウルトラキング「卑怯もラッキョウもあるものか!」 -- 名無しさん (2016-07-23 11 44 42) ↑2今の四国は完全安全都市宣言されてるからヤプールも襲えないな -- 名無しさん (2016-07-23 12 12 26) しねっ星人どもに爆笑した覚えがあるw -- 名無しさん (2016-07-23 14 47 43) 内山先生、ウルトラ兄弟を漫画内で殺しまくっていた事で円谷プロから苦言を言われてしまったって後の単行本で言ってたね -- 名無しさん (2016-07-23 17 00 25) タロウ期の話にしては、タロウの怪獣が1体もいないな。それにヒッポリトがいるんなら、ゴドラやメトロンの代わりにこいつを侵略隊長にした方が良かったんじゃ… -- 名無しさん (2016-07-23 22 42 58) ↑TVシリーズの放送開始からせいぜい中盤、って頃ぐらいの作品だからね。あとタロウ期の怪獣はコスモリキッドが一応いるよ -- 名無しさん (2016-07-23 23 07 48) この状態からでもなんとか出来た、と考えると、ウルトラマンヒカリの「命を固形化する技術」って凄いんやな・・・ -- 名無しさん (2016-07-24 00 59 16) 四国は本当に「狙われない島」だよね… -- 名無しさん (2016-07-25 16 06 37) 四国って、ライダーではデストロンやクライシスに狙われた事があったけどね -- 名無しさん (2016-07-25 22 58 55) 結城結奈シリーズでも宇宙で最後まで生き残ってるしな -- 名無しさん (2017-07-29 07 48 35) てつをの安全都市宣言以降は完全スルーもいいとこだよな -- 名無しさん (2017-07-29 08 20 18) TV版の二代目メフィラスよりメフィラスしてるな。もうこっちを二代目メフィラスにしたほうがいいのでは…? -- 名無しさん (2018-10-18 10 30 15) ↑5 この作品以外で怪獣が現れたのはゴジラVSデストロイアくらいか。しかしその時も珍しくゴジラが上陸阻止されている -- 名無しさん (2018-10-18 22 44 31) 名前 コメント
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ザ・ウルトラマン uchiyama ver. 2010年6月30日発売 500円 発売元:株式会社 バンダイ ラインナップ 名前 備考 ゾフィー 2種類 ウルトラセブン ウルトラマンレオ ウルトラの母 メロス 2種類 ジャッカル星人 その他 名前 コメント
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77 :名無しさん(ザコ):2011/10/13(木) 18 01 02 ID t0yrLmpw0 ウルトラマン(ウルトラマン) 栄光の初代ウルトラマン。シリーズ共通のタイマーを再現する覚悟不屈と、SP高成長を持つ。 高性能なグレー系だが、回避は405Lと頼りにするには心もとなく、耐久も装甲ではなくHPの高さで 耐えるタイプなので生存力は終盤になるほど厳しくなっていく。原作から基本は一対一なので、 敵に囲まれるのはなるべく避けたほうがいい。 最大火力のスペシウム光線は威力2500とウルトラシリーズの中では奮わない方だが、必要気力なしで 2Pと序盤からバンバン使いやすく、覚悟は高HPから発動させやすいし魂も持つため条件がそろえば なかなかの火力になってくれる。 ただ、気力が上がるまで低威力の武装かスペシウム光線しかなく、調子に乗ってスペシウム光線を 連射しているとすぐにENが枯渇してしまうので、覚悟のためにも適度にウルトラファイトを行おう。 後半は覚悟を発動したらすぐに後ろに下がり、必要に応じて前に出てスペシウム光線を使っていく ヒットアンドアウェイで生存性能を補おう。
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【作品名】ウルトラマンA 【ジャンル】特撮 【名前】ウルトラマンA 【属性】宇宙警備隊隊員 【殺人数】15人 【長所】光線技のエキスパート 【短所】相手の身体をパンチでぶち抜いたりドスで切り刻んだり手刀で首を刎ねたりとやたら殺し方が怖い 【備考】 宇宙人:メトロン星人1人、オリオン星人1人、ヒッポリト星人1人、ファイヤー星人1人、スチール星人1人、水瓶座第三星人1人 異次元人ヤプール:バキシム、ブロッケン、ユニタング、巨大ヤプール1人、マザロン人、コオクス 巨大ヤプールは人格は1つに統合されたため1人とカウント ユニタングは10人の女子大生に変身し合体して1つの超獣になるため、人格は1つしかない以上1人とする 地底人:ギロン人1人(ゾフィーと共闘して部下の超獣と頭をぶつけ合わせ撲殺)、アングラモン1人 地球人:知性の欠片もない超獣ガランを爆殺した際にコイツと感覚を共有していた地球人1人を巻き添えにして焼死させる vol.1
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マンだって死ぬときゎ射精するんだよ 「あー!!イク!! 」 ウルトラマンコにビクビクと弾丸が撃ち込まれると同時に ウルトラマンも意識がぶっ飛び射精 そのあとピクピクと痙攣したまま動かなくなった ウルトラマンの夢枕に現れたのゎ あの、ターミネーター 「日本のウルトラマンは弱いな!!オレを見ろ!!絶対死なないぞ (あっ…あっ シュワちゃんだ) 「シュワッチ…シュワッチ!!」 「おいおい、気安く呼ぶなよ!!一応同盟国だから来てやったんだぜ!尖閣守ってやらねーぞ!!」 シュワちゃんから強力なバワーをもらって帰ると ウルトラマンの星で家族会議が始まった やっぱり シュワッチゎ変えた方がいいかな
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【作品名】大怪獣バトル 【ジャンル】アーケードゲーム 【名前】ウルトラセブン 【属性】光の戦士 【年齢】1万7090歳以上 【長所】高い人気を誇る 【短所】息子同様やや短足 寒がり 【備考】『タロウ』40話でセブンは放送年代と同じ昭和42~43年に滞在していたことがわかるので、 ゾフィーのテンプレより『大怪獣バトル』の舞台が2057年以降である以上、『セブン』放映時1万7千歳だった彼は90年加算できる。 old 【備考】1967年が舞台の『ウルトラセブン』時代に1万7千歳であり、 それから39年後の『メビウス』よりはるか未来の出来事らしいので最低でも17039歳以上 vol.1
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/2670.html
【作品名】ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 【ジャンル】特撮映画 【名前】ウルトラマンゼロ 【属性】ウルトラセブンの息子 【年齢】5915歳 【長所】半端じゃなく強い こいつがメビウスVSエンペラ星人の時代に生まれてなかったという説が正しければウルトラマンたちの年齢も跳ね上がる 【短所】こんだけ長く生きてる癖にたった15年経っただけで感慨に耽る 【備考】「ゼロ」当時5900歳。「未来をつなげ!ウルトラマンゼロ15th Anniversary Movie」にて15年が以上経ったことが確認できる。 vol.1 修正 vol.9